ウキウキ散歩「金毘羅往来編」岡山市北区 米倉~妹尾

ウキウキ散歩「金毘羅往来編」岡山市北区 米倉~妹尾

【江戸時代中頃に流行した金毘羅参詣。】
岡山では岡山城下を起点として旧山陽道から吉備津・庭瀬を、大元・
米倉・妹尾を経由する2ルートが存在しました。
早島で2ルートが合流し、茶屋町・藤戸を経由して金毘羅や由加山方面
へと伸びていました。
果たして金毘羅往来とはどのようなものか。
往来していた人々の実態に迫るべく、現代に残る痕跡を探し歩いて讃
岐の琴平を目指します!

金毘羅往来が通る早島(早島町)

【スタートは岡山市南区米倉から!】
金毘羅往来は比較的、道標などが残っているので地図や資料を見なが
ら歩くことができます!ちょっと冒険気分で知らない土地を歩くのも
いいですよ!道中はインターネットでも紹介されているお店に寄ったり、健康
と体力維持やトレーニングも兼ねながら、休日を贅沢に使ってみては
いかがですか。
さてさて、とは言いつつもやはり案内人がいた方が楽なので、戦国時
代に今の岡山市の礎を築いたこの方にご同行いただきました!
戦国時代からやってきた?岡山城城主宇喜多秀家公「通称:殿」!
殿「よろしくじゃ。せっかくなのでこの企画に名をつけよう!」
井伊「え?どんな名前ですか?」
殿「名付けてウキウキ散歩!」
井伊「おおっなるほど。(甲冑姿でウキウキ・・・)」
さあ、米倉港から金毘羅往来に沿って妹尾方面を目指して出発です!

【岡山市内を流れる笹ケ瀬川】
江戸時代の干拓により現在は面影がほとんど残っていませんが、こん
な街中に港(米倉港)の跡があります。
井伊「殿っ!2級河川であるこの川はなんとあの「桃太郎伝説」にて桃
が流れてきたとされる川なんです!」
殿「ほぅ。桃の流れる川とはなんとも清らかな川である。」
笹ヶ瀬川を渡ると閑静な住宅地が続きます。
殿「お主、この道は金毘羅往来で間違いないか!?」
地元の方「うん、この道であっとるで~」
地元の方に聞くと、教えてくれました。
やっぱりその土地に住んでいる方は心強い!

【普段行かないような神社仏閣】
よく調べてみると無数にある神社やお寺。
普段寄らないようなところでも、実際寄ってみると色々な発見があり
ます。
三社宮は福山かの祇園宮から分祀されたところで、きちんと紹介看板
も整備されていました。こういうところを巡っていくと当時の人々の
生活が見えてくるかも?
このあたりは岡山市南区福田地区。立派な案内看板もありました。

【源平の頃の武将 妹尾 兼康が開発した妹尾】
難しい地名ランキングに出てきそうな妹尾(せのお)。
このあたりは1100年代中頃~終盤にかけて時の武将妹尾兼康公が開発
した土地と言われています。
そして江戸時代は宇喜多家家臣であった戸川家の知行地で陣屋などが
あった場所。今でも陣屋の井戸などが残っています。
ちなみに岡山市内各地には「岡山歴史散歩」という看板が至る所に設
置されており、なんと多言語での説明も見ることができるんです!
殿「戸川殿には世話になったの~。某が八丈島に流された後も備前を
守ってくれていたのじゃな。」
井伊「この周辺は戸川家の領地が多いですよね。」

【金毘羅往来についての情報】
「金毘羅往来のまち、早島」
https://www.town.hayashima.lg.jp/soshiki/machizukuri_kikaku/gy
omu/gaiyo/2134.html
★早島町企画課
「岡山歴史のまちしるべ(歴史案内看板整備事業)」
https://www.city.okayama.jp/shisei/0000027735.html
★政策局政策部事業政策課
【協力】
★地元の皆様
★岡村真美さん
「宇喜多秀家(殿)」
https://okayama-sengoku-project.jp/
★岡山おもてなし武将隊(岡山戦国プロジェクト)